News顧問 嶋谷幸雄さんのご逝去について

顧問 嶋谷幸雄さんのご逝去について

当会で顧問をお務めいただいておりました嶋谷幸雄さんが、去る8月10日に94歳でご逝去されました。

嶋谷さんは、サントリー白州蒸溜所の初代工場長、山崎蒸溜所工場長などを歴任されました。
特に1989年の山崎蒸溜所大改修では陣頭指揮を執られ、品質の向上と個性の強化に大きく寄与されました。
この改修は、現在のサントリーウイスキーの品質を支える重要な基盤となっております。

その後も洋酒技術研究会会長を務められるなど、長年にわたり日本のウイスキー産業の発展を支えてこられました。
多大な功績を残された、まさに業界を代表する存在でいらっしゃいました。

本来であれば、私どものような者が気軽にお話しできる立場の方ではありませんでしたが、
いつも気さくに、そして真摯に向き合ってくださいました。

10年前、「酒育」を掲げ、日本独自の洋酒文化の素晴らしさを多くの方に伝える会を立ち上げようとした際には、
その趣旨にご賛同くださり、会の顧問にもご就任いただきました。
会の名称についても一緒に考えてくださり、「酒育の会」と名付けるに至りました。

ふだんは好々爺のような優しさで接してくださいましたが、時折お見かけした厳しい表情には、
山崎蒸溜所大改修の映像で拝見したお姿そのままの迫力があり、
生涯現役を貫かれた方という印象を強く受けました。

まだまだご期待に十分お応えできているとは申せませんが、
今後も「酒育の会」の活動を通じて、多くの方々に洋酒への関心を深めていただけるよう、
普及啓発に努めてまいります。

生前に賜りましたご厚情に深く感謝申し上げるとともに、
安らかなご永眠を心よりお祈り申し上げます。

酒育の会代表理事 谷嶋元宏

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