第2回国内蒸溜所見学ツアー「ニッカ仙台宮城峡蒸溜所」レポート

年2回開催している国内蒸溜所見学ツアー。

第2回目は、2018年7月1日、ニッカ仙台宮城峡蒸溜所で行いました。前回の山崎蒸溜所はあいにくの天候でしたが、今回は快晴の中……というか猛暑の中、行われました。

まずは、新しくできたビジターセンターで、1953年より余市蒸溜所で使用していた1800リットルの初溜釜がお出迎え。これは朝ドラの「マッサン」の撮影に使用されたもので、やや小ぶりでかわいらしい印象でした。その後シアタールームにて、宮城峡蒸溜所の歴史などのビデオを拝見しました。

建物を出て、一般には立ち入れない仕込水の取水地、新川の川岸にご案内いただきました。緑が大変豊かな中、清らかな流れが宮城峡の味わいにも反映されているよう感じました。この川岸に3mほどの深さの取水口が3カ所あり、この新川の伏流水で仕込水などすべてをまかなっているとのことでした。

建物をみると、実際にレンガでできているものとレンガ色のものとがあり、レンガの建物は1969年蒸溜所開設当時のものだそうです。

最初はキルン棟に。1975年まで使用しており、熱源としてピートとボイラーの2つが併設している独特な形状をしています。

発酵槽はステンレス製で22基(最大50kℓ)あり、約3日間発酵を行い、アルコール度数7~8%のもろみを得るようです。

蒸溜器はバルジ型で、ラインアームはやや上向き。初溜釜2基・再溜釜4基、ニッカらしく「しめ縄」がヘッドに巻いてあります。

熟成庫には、創業年である1969年の樽がありました。バット1樽約133リットルだけ残っており、数年前にリリースされた「ザ・ニッカ40年」にも使用されたそうです。

蒸溜所見学の後は、アサヒビール株式会社マーケティング部・ウイスキーアンバサダーの佐藤氏からニッカの歴史や宮城峡蒸溜所について詳細な解説がありました。テイスティングも宮城峡のモルト原酒のほか、カフェグレーンや余市モルト原酒など、「ニッカ」を体感できる内容でした。

売店でも限定のブレンデッドやさまざまな原酒、弘前のアップルブランデーなど購入でき、大変有意義なツアーでした。

 

次回の第3回国内蒸溜所ツアーは、来年2月ごろ九州鹿児島蒸溜所ツアーを予定しております。お楽しみに!!

 

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